オリジナルTシャツのプリント方法の違いを徹底解説!メリット・デメリットも
- 公開日:
- 2021/10/11
オリジナルTシャツを作ろうとしている方の中には「プリント方法がいろいろあってどれを選んでいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?確かに“シルクスクリーン”“インクジェット”など、名前を聞いたことはあってもどれが向いているかはわかりにくいですよね。
そこで今回は、各プリント方法の印刷方法やメリット・デメリット、どんな用途に向いているかをわかりやすくご紹介しながら、最適なプリント方法をご提案します。
主なプリント方法は4つ
オリジナルTシャツの主なプリント方法は、
の4種類です。こちらでは、それぞれの印刷方法やメリット・デメリット、向いている用途についてご紹介します。
1.シルクスクリーン
「シルクスクリーン」は、1色ごとに版におこして色の数だけ重ねて刷る印刷方法です。メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷する仕組み。
版におこす=製版とは、デザインを印刷用の版に焼き付けたもののこと。版画をイメージするとわかりやすいと思いますが、これは色数の分だけ必要なので、2色使いなら2枚の版、3色使いなら3枚の版を作ることになります。一度作成した版は保存可能。
メリット・デメリットについては、以下の表の通りです。
シルクスクリーンは、
- ショップのようなきれいな仕上がりにしたい
- まとまった数注文したい
- 特殊プリントや特殊カラーで注文したい
という方におすすめです。
2.インクジェットプリント
「インクジェットプリント」は、専用のプリンターで生地に直接インクを吹き付ける印刷方法です。紙にプリントするプリンターと同じ仕組み。版を作る必要がないので、少ない枚数から印刷可能です。
デザインの再現性も高くきれいにプリントできますが、フルカラー転写シートなどに比べて少し淡く柔らかな印象を受けます。濃い色の生地にプリントする際には、白引きという前処理をすることで土台の色の影響を抑えてきれいにプリントすることが可能。
また、インクの定着の関係から、素材は綿100%のものが向いています。
メリット・デメリットは以下の表の通り。
インクジェットプリントは、
- 少ない枚数でも安くプリントしたい
- 写真やグラデーションなど繊細なデザインを印刷したい
- 柔らかな風合いが好み
という方におすすめです。
3.カッティングシート
「カッティングシート」とは、カッティングマシンでカットした専用のシートを熱圧着で貼り付ける印刷方法です。
糊のついたシートをカットし、熱と圧力でシートとBODYを圧着させます。基本単色でのプリントとなり、1枚ごとに個別の名前や番号を入れることができるのでスポーツのユニフォームなどに多く採用されている方法。
メリット・デメリットについては以下の表の通りです。
カッティングシートは、
- 1枚ごとに違う番号や名前などをプリントしたい
- プリントのデザインが複雑でない
- プリントの耐久性を重視したい
という人におすすめです。
4.フルカラー転写シート
「フルカラー転写シート」は、専用のシートにコピー機でデザインを印刷し、熱圧機で生地に貼り付ける印刷方法です。専用の転写シートにプリントしたいデザインを写し、そのシートをTシャツに当てることでデザインを転写します。カッティングシートと違い、こちらはフルカラーでプリント可能。輪郭をカットするため、複雑なデザインには向いていません。
洗濯強度はありますが、ネット等をせず洗濯を繰り返すとプリント面が刺激されひび割れ等の原因になることも。
メリット・デメリットについては以下の通りです。
フルカラー転写シートは、
- 小ロットで注文したい
- ぼかしやグラデーションを使いたい
- とにかくきれいにプリントしたい
という方におすすめです。
用途に合ったプリント方法でオリジナルTシャツを作ろう
各プリント方法の印刷方法やメリット・デメリット、向いている用途についてご紹介しましたが、もう一度要点を確認しておきましょう。
プリント方法それぞれにメリット・デメリットがあるので、どのプリント方法がいいとは一概には言えません。また、値段との兼ね合いもあるので、ショップに見積もりシミュレーションをして決めるのも一つの方法です。
エスグラフィックでは、経験の長いスタッフから最適な方法やプリント位置などをアドバイスを受けることが可能なので、初めての方にも安心してご利用いただけます。
職人の手作業によるプロ品質の仕上がりをぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
オリジナルプリントTシャツのご注文方法は、こちらをご覧ください。
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