シルクスクリーン

シルクスクリーンは、1色ごとに版におこして色の数だけ重ねて刷る印刷方法です。
アパレルなどでも採用される方法で、デザインの再現性が高く綺麗に仕上がります。
一度作成した版は保存ができるので、デザインを何度も使う場合はコストを安価に抑えられます。

印刷方法

シルクスクリーンは、1色ごとに版におこして色の数だけ重ねて刷る印刷方法です。職人が1枚ずつ手作業で生地に直接インクを刷っていきます。

製版について　永久保存

製版とは、デザインを印刷用の版に焼き付けたもののことです。小学校の頃にやった版画をイメージしていただくと分かりやすいでしょう。色数の分だけ必要なので、2色使いなら2枚の版、3色使いなら3枚の版を作ることになります。
エスグラフィックの製版は永久保存ができるので、同じ製版を使ってプリントする際には製版代が掛からず安く作ることができます。

• 2015年3月13日に保管期限を2年から永久保管に変更しました。その時点で保管期限切れとなっていた製版は永久保管にはなっておりません。
• 版の持ち出しはできません。
• 当社が存続する限り永久保管となります。

特殊プリントについて

シルクスクリーンは、様々なインクがあり特殊なプリントができます。
通常は水性ラバーインクを使用しますが、油性インクやラメといった特殊なプリントもできます。綿・ポリエステル製品は全ての特殊プリントが可能ですが、ナイロン製品は「シルバー / ゴールド インク」しか使えません。

• ゴールド / シルバー インク
• 発泡インク
• 蛍光インク
• ラメインク（ゴールド / シルバー / ピンク / レッド）
• ラメインク＋ラバーインク
• グラデーション（左右から1色ずつ）

綿・ポリエステルOK

ナイロンOK

綿・ポリエステルOK

綿・ポリエステルOK

綿・ポリエステルOK

要専用版

綿・ポリエステルOK

要専用版

綿・ポリエステルOK

要専用版

綿・ポリエステルOK

要専用版

綿・ポリエステルOK

• 発泡インクについて
  発泡インクは高温でプレスすると膨れ上がる性質を持った特殊なインクです。
  膨らんだ後のインクは若干薄く(白っぽく)なります。
  プリント周りにプレス加工跡が残り見える場合があります(洗濯で目立たなくなりますが完全には消えない場合もあります)
• 蛍光インクについて
  生地色の影響を受けやすい性質のインクのため、カラー生地にプリントしますと鮮やかな色味が出にくいです。（ホワイト生地はきれいな蛍光色となります）
• ラメインクについて
  ラメ粒子がある分、インクが出にくくプリントが潰れやすくなります。線が細いデザイン、隙間が狭いデザインなどはプリント再現できない場合があります。ラメプリントのために必要なデザインの基準はデザインの線幅が2pt以上、抜き（プリントの隙間）が3pt以上です。
• 油性プリント・ラメプリントは専用の版が必要になり、この版を通常の水性ラバープリントに使用することはできません。

プリントデータ入稿時の注意点

• Illustratorのパスデータ推奨
• Photoshopデータで多色の場合は色ごとにレイヤー分けをお願いします。
• 画像データの場合は弊社でトレースを行う場合があります。（Illustratorでの自動トレースのため、画像が不鮮明ですとガタつきや角に丸みがでます）

プリント可能な位置範囲（位置とサイズ）

前・後・袖（長袖 / 半袖）からお好きな位置にプリントしていただけます。
下記以外の位置にもプリント可能な場合もありますので、お気軽にご相談ください。

• プリントの縦横寸法は自由です。タテ / ヨコの大きい方が版代の基準になります。
• 縫い目から1cm以上離れた位置からのプリントになります。
• 縫い目、ポケット、ジッパーなどに掛かるプリントはできません。
• 生地が二重になっている部分にはプリントできません。（インクを2、3度重ねず1回乗せるのみでしたら可能です）
• プリント位置が大きく異なる製品を混合でご注文頂いた場合は、プリント料金が別計算になります。
  （例：Tシャツやバッグ類、パンツ類などの組み合わせ）
• プリント位置を変更する場合は、プリント料金が別計算になります。
  （例：一部は左胸にプリント、一部は右胸にプリントする場合など）

プリント可能な生地

綿／ナイロン／ポリエステル

カラーについて

生地によって使える色数が変わります。綿・ポリエステルは多色プリントが可能ですが、ナイロンは1色プリントとなります。また、ナイロンのプリントに使用できるインクのカラーは下記の標準色のみとなり、調色による特別なカラーはご利用いただけません。
カラーは、下記の一覧からお選びいただける他、下記にない色をご指定いただくこともできます。

• 繊維生地へプリントするインクは紙の印刷のように厳密な色調整ができない事をご理解ください。
• 表示のカラーはモニタの調整具合により、実際のカラーと異なって見える場合があります。
• プリントカラーが指定の色と異なる等のクレームは受付致しません。
• 濃色生地に対して薄い色のプリントは、生地色の透けが生じます。

標準色（56色）：標準価格

特色・特殊インク（10色）：オプション価格

E-91〜E-100のカラーは特色・特殊インクとなり、インクオプションの追加料金が掛かります。（価格はこちらをご確認ください。）

上記以外のカラーについて

上記にない色のご指定は、DICカラー番号でご指定ください。
調色1色につき1,650円（税込）の調色料金が掛かります。調色料金は、次回の追加作成の場合もご注文の都度掛かります。
※ゴールド・シルバーなどメタリック系の調色はできかねます。
ナイロンのプリント（油性インク）に使用できるインクのカラーは標準色56色・91ゴールド・92シルバーのみです（油性インクは調色による特別なカラーは対応できかねます）

洗濯について

耐久性が強いので、繰り返し洗濯をする場合にも長く品質を保ちます。
洗濯の際は以下の点にご注意ください。

• ドライクリーニングは避けてください。
• 漂白剤・乾燥機の使用は避けてください。
• プリント面のアイロンはできません。
• ネットを使ってのお洗濯を推奨します。さらに、裏がえしていただくとより品質を長持ちできます。

料金について

初回は「アイテム代」+「製版代」+「プリント代」が掛かります。追加プリントや版の使いまわしの場合は「アイテム代」+「プリント代」になります。概算金額は見積りシミュレーターにてご確認いただけますのでご活用ください。

初回

追加プリント / 使いまわし

製版代

製版代はプリントデザインの大きさによって金額が変わります。
タテ/ヨコの大きい方が版代の基準になります。
2色以上の多色プリントで1色が大きく他が小さくても全て全体サイズの製版代が掛かります。
別々にプリントするデザインを1枚の版で製作することは出来ません。
プリント色数につき1版必要になります。
（例：20cm × 20cm 以内　2色デザイン＝￥5,500 × 2版）

• 各種専用版の製版代は通常の製版代と同額です。専用版は他の種類のインクと共用できません。
• プリントの向きや傾きを変える場合は、その向きの版が別途必要となります。

プリント代

プリント代は製品の生地によって価格が変わります。また、特殊プリントをする場合はオプション料金が発生します。

綿・ポリエステル製品の場合

基本料金には9枚までのプリント代を含んでいます。（1枚分の料金ではありません）
10枚以上の場合、基本料金は掛かりません。枚数ｘ該当するプリント料金の計算となります。
プリント色変えをする場合は、プリント色毎（多色の場合は配色1パターン毎）の枚数にて別計算となります。

ナイロン・一部ポリエステル製品の場合

ナイロン製品はナイロン用油性インクを使用しますので、綿・ポリエステル製品とは別の料金になります。
基本料金には9枚までのプリント代を含んでいます。（1枚分の料金ではありません）
10枚以上の場合、基本料金は掛かりません。枚数ｘ該当するプリント料金の計算となります。

オプション料金（特殊プリント代）

インクオプションは、10枚未満の場合は10枚分のオプション料金が必要です。（10枚以上は枚数ｘオプション料金）

グラデーションは左右から1色ずつインクを伸ばして行います。（3色の場合は左右+真ん中からインクを伸ばします）
シルバー・ゴールド、発泡、蛍光、ラメは特殊インクのためグラデーションはできません。