絶対失敗しない！高品質なオリジナルTシャツを作るための3つのポイント

せっかく心を込めて作るオリジナルTシャツは、品質にもこだわってできるだけ良い物を作りたいですよね。値段にこだわるあまり、肝心のTシャツの生地がペラペラだったり一度着ただけでヨレヨレになってしまっては、結局作り直しが必要となり高くついてしまうでしょう。

この記事では高品質なオリジナルTシャツを作る3つのポイントをご紹介します。

高品質なオリジナルTシャツを作るための3つのポイント

高品質なオリジナルTシャツを作るには、以下の3つのポイントが重要になります。

• プリント方法にこだわる
• プリントするTシャツの生地にこだわる
• プリントするTシャツの厚さにこだわる

プリント方法にこだわる

オリジナルTシャツを作る際、ついデザインにばかり気を取られてしまいがちですが、実はプリント方法もとても重要です。

オリジナルTシャツのプリント方法は主に以下の4つ。

• シルクスクリーン…1色ごとに版におこして色の数だけ重ねて刷る印刷方法
• インクジェットプリント…生地に直接インクを吹き付けるプリント方法
• カッティングシート…専用のシートを熱圧着で貼り付けるプリント方法
• フルカラー転写シート…専用のシートにデザインを印刷し熱圧機で生地に貼り付ける方法

高級感を出すならシルクスクリーンがおすすめ

この中で高級感のある仕上がりになる、プロおすすめのプリント方法は『シルクスクリーン』です。シルクスクリーンはアパレルなどでも最も採用されている方法で、デザインの再現性が高く発色が美しいのが特徴。

シルクスクリーンは、1色ごとに版におこし、職人が1枚ずつ手作業で生地に直接インクを刷っていきます。一色ごとに版が必要になりますが、同じ製版を使ってプリントする際には製版代が掛からず安く作ることができます。また、油性インクやラメといった特殊なプリントもできるので、思い通りのデザインをTシャツに再現することが可能。

ちなみにシルクスクリーンは作る枚数が増えるほど1枚あたりの価格を抑えることができるので、まとまった枚数での注文がおすすめです。

プリントするTシャツの生地にこだわる

次にこだわりたいのが、プリントするTシャツの生地。「Tシャツの生地はどれも似たようなもの」と思われる方もいるかもしれませんが、仕上がりに大きな違いが出るのがTシャツの生地選びです。

まず、品質表示に記載されている素材の特徴を簡単に見ていきましょう。

高品質なオリジナルTシャツには綿100パーセントがおすすめ

Tシャツの生地にはいくつかありますが、その中で高品質なオリジナルTシャツ作りにおすすめなのは、綿100％素材です。なぜなら、着心地を重視した際に一番優れており、色が染みやすく、どのプリント方法でも問題なく染色できるから。

綿素材は吸水性や通気性が高く、さらに布地に多く空気を含むことができるので保温性にも優れているのが特徴です。つまりオールシーズン、オールマイティーに活躍してくれるのが綿素材なのです。

綿素材の中でもコーマ糸は特に高品質

綿素材の中でも特に高品質な仕上がりになるのが「コーマ糸」。コーマ糸で作られたＴシャツは、艶のある柔らかな風合いの高級感のあるＴシャツになります。

コーマ糸とは

それでは「コーマ糸」とはどんな糸なのでしょうか？

まず、糸がどのように作られるか簡単に説明しましょう。収穫した綿花から不純物であるゴミを取り除き、細かく絡み合った繊維を解きほぐして1本1本の繊維にします。その後さらに表面の細かな繊維を取り除いていき適した太さにつむいでいきます。表面の不要な繊維をどれだけ削るかによって糸の太さが変わるのです。

Tシャツなどの衣類に使われる糸には「カード糸」、「コーマ糸」、「セミコーマ糸」の3つの種類が良く使用されますが、最もポピュラーなのは「カード糸」。カード糸の表面に残る不要な繊維をさらに約15～20％ほど削ぎ落とす工程を施した糸が「コーマ糸」です。

つまり、コーマ糸は手間をかけて毛羽立ちを取ることにより強度となめらかさを実現した高級糸。

光沢が美しく強度があるコーマ糸を使用しているアイテムを使用すれば、ギフトにもぴったりの高品質なTシャツが完成します。

プリントするTシャツの厚さにこだわる

高品質なオリジナルTシャツを作るなら、プリントする生地だけでなく厚さにもこだわりたいところ。Tシャツの厚さは「oz（オンス）」という単位で表記されます。この数値によって着心地や印象が大きく変わるので、Tシャツを選ぶ際には必ずチェックしましょう。

ざっくり言うと、オンスが高いほど生地は厚く丈夫で高価、オンスが低いほど生地は薄く柔らかな着心地で安価です。

高級感が欲しい場合は6オンス以上のTシャツを選択するのがおすすめ。

個性的なTシャツを選ぶのも手

プリントするTシャツは、個性的なTシャツを選んで周りと差をつけるというのも一つの方法。例えばタイダイTやリンガーTなど、Tシャツ自体にデザイン性があるものをチョイスすれば、高見えするというメリットがあります。ただしこのようなデザイン性の高いTシャツは在庫が少ない場合も多いので、大量生産には向かないかもしれません。

実際に高品質なオリジナルTシャツを作成するには

数百枚を超える大量ロットでTシャツを作りたい方は大手のプリント会社に依頼するのが良いでしょう。まとめて発注することで割引になる場合もありますので、いくつかの会社で相見積もりを取ったり、プリント会社にメールして直接交渉してみるのもオススメです。

とにかく安くオリジナルTシャツを作りたいという方であれば激安系のプリント会社を使うのも良いかもしれません。しかし、安すぎるところはプリントや生地の質を下げることでコストを下げているケースが多いです。イベントで1日だけ使用して使い捨てにするのであれば問題ないですが、お客さんに販売したり何度も使用するユニフォームにするのであれば品質の面で少し物足りません。

品質がしっかりしたものを数枚～百枚程度つくりたいという方はエスグラフィックにもご相談いただければと思います。

高い機械を使わずに職人が手作業でプリントをしているので、低価格でも長くご利用いただけるものを作っているのが特徴です。

ポイントを押さえて高品質なオリジナルTシャツ作りを

高品質なオリジナルTシャツを作るポイントは以下の3点です。

• プリント方法にこだわる
• プリントするTシャツの生地にこだわる
• プリントするTシャツの厚さにこだわる

ぜひ本記事を参考に、高級感のある素敵なオリジナルTシャツを作ってみてくださいね。