高品質なオリジナルスウェット・パーカー作りに必要な4つのポイント
こだわりのオリジナルパーカーやスウェットを作るなら、品質にもこだわってできるだけ良い物に仕上げたいですよね。値段の安さも大切かもしれませんが、肝心のパーカーやスウェットの生地が安っぽかったり色落ちやヨレが気になったりすると長く着用できません。この記事では、高品質なパーカー、スウェット作りにおいて重要なポイントを詳しくご紹介します。
高品質なオリジナルパーカー・スウェットを作るための4つのポイント
高品質なオリジナルパーカー・スウェットを作るには、以下の4つのポイントが重要になります。
- プリント方法にこだわる
- パーカー・スウェットの生地にこだわる
- パーカー・スウェットのタイプにこだわる
- パーカー・スウェットの厚さにこだわる
1.プリント方法にこだわる
良い仕上がりの高品質なオリジナルパーカーやスウェットを作りたいなら、プリント方法もとても重要です。
オリジナルパーカー・スウェットのプリント方法は主に次の4種類があります。高品質な仕上がりにしたいならシルクスクリーンがおすすめです。
- シルクスクリーン…1色ごとに版におこして色の数だけ重ねて刷る印刷方法
- インクジェットプリント…生地に直接インクを吹き付けるプリント方法
- カッティングシート…専用のシートを熱圧着で貼り付けるプリント方法
- フルカラー転写シート…専用のシートにデザインを印刷し熱圧機で生地に貼り付ける方法
シルクスクリーンなら高級感のある仕上がりになる
シルクスクリーンはプロのデザイナーさんやクリエイターさんが好んで利用するプリント方法で、デザインの再現性が高く発色が美しいのが特徴です。
1色ごとに版におこし、職人が1枚ずつ手作業で生地に直接インクを刷っていきます。一色ごとに版が必要になりますが、同じ版を使って追加注文する際には製版代がかからず安く作ることができます。また、油性インクやラメといった特殊なプリントもできるので、思い通りのデザインをTシャツに再現することが可能です。
注文枚数が増えれば増えるほど1枚あたりの価格を抑えることができるので、10枚以上などまとまった枚数での注文がおすすめです。
見積もりシミュレーションを使えばプリント位置と枚数に応じた価格帯がわかるので、よろしければご活用ください。
フルカラーで少ない枚数をプリントしたいならインクジェットプリント
インクジェットは写真やグラデーションのようなフルカラーの画像を印刷するのに最適な方法です。シルクスクリーンと違って製版が不要なため、印刷する色の数が増えても印刷料金は変わりません。少ない枚数でも比較的安価で作ることができます。
2.プリントするパーカー・スウェットの生地にこだわる
オリジナルパーカー・スウェットの仕上がりに大きく違いが出るのが、生地選びです。Tシャツなどと大きく違う点は、裏地にパイル加工や起毛加工がしてあるということ。パイルの製品は綿100%が多く、起毛の製品は綿/ポリエステル混紡のものが多いです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
快適な着心地なら「裏パイル(裏毛)」
裏パイルのパーカーやスウェットは、裏地の糸がタオルのようにループ状になっています。吸水性に優れ着心地が良いのが特徴です。綿100%の製品が多いため、毛玉が出来にくく永く愛用できる製品です。オールシーズン着用したいなら裏パイルがおすすめ。
冬用なら「裏起毛」
裏起毛はとにかく保湿効果が高いのが特徴。肌ざわりはふんわりとして柔らかく熱を逃しにくいので、秋冬用や野外で着用するのにおすすめです。ポリエステル混紡の製品が多いため、型崩れはしにくいですが、毛玉ができやすい傾向にあります。
生地選びではパーカー・スウェットのブランドにもこだわる
オリジナルパーカーやスウェットを作る際に使われる無地のパーカーやスウェットにはさまざまなカラーや種類がありますが、それらを作っているブランドも多数あります。こちらではその中から、高品質なオリジナルパーカー・スウェット作りにおすすめのアパレルブランドをご紹介します。
質の高さに定評のある歴史あるブランド「United Athle」
United Athle(ユナイテッドアスレ)は、80年以上の歴史を誇る日本のアパレルブランド。Tシャツをはじめスウェットやパーカー、ポロシャツなどさまざまなアイテムを扱っており、「無地衣料品メーカーと言えばここ」と言われるぐらい知名度が高いメーカーです。
洗濯を繰り返しても型崩れしない丈夫さには定評があり、自衛隊のウェアにも採用されています。
United Athle(ユナイテッドアスレ)のおすすめTシャツ・パーカーをまとめている記事もありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
カラーやサイズのバリエーションの多さが魅力の「Printstar」
Printstar(プリントスター)は、Tシャツやスウェット類を中心に展開するアパレルブランドで、United Athleと並んで、無地衣料品の人気メーカー。カラーバリエーションやサイズ展開が豊富なのが特徴です。
日本で初めて、プリント用のTシャツとして作られた製品を発売したのが「Printstar」。日本人の体型に合わせて作られているので、心地よいフィット感にも定評があります。
Printstar(プリントスター)のおすすめTシャツ・パーカーをまとめている記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。
機能性を追求したスポーツライン「glimmer」
glimmer(グリマー)は、Printstarと同じトムス株式会社が展開するスポーティライン。吸水性、伸縮性、通気性など、アクティビティに必要とされる機能性を追及したブランドです。
常にサラッとした肌ざわりを叶えてくれる通気性抜群のオリジナル生地が有名で、スポーティラインブランドのパイオニアとも呼ばれています。
GLIMMER(グリマー)のおすすめTシャツ・パーカーをまとめている記事もありますので、そちらも参考にしてみてください。
3.パーカー・スウェットのタイプにこだわる
オリジナルデザインのパーカーは、タイプによってプリント位置が変わります。
スウェットはだいたい同じようなデザインになりますが、パーカーの場合はジップアップかプルオーバーかによって印象や用途が異なるので、まずどちらのタイプで作成するか決めましょう。
4.プリントするパーカー・スウェットの厚さにこだわる
高品質なオリジナルパーカー・スウェットを作るなら、プリントする生地だけでなく厚さにもこだわりたいところ。パーカーやスウェットの厚さはTシャツと同じく「oz(オンス)」という単位で表記されます。この数値によって着心地や印象が大きく変わるので、選ぶ際には必ずチェックしましょう。
ざっくり言うと、オンスが高いほど生地は厚く丈夫で高価、オンスが低いほど生地は薄く柔らかな着心地で安価です。
しっかりとした生地感のオリジナルパーカー・スウェットを作りたいなら、10oz以上を選ぶのがおすすめ。
まずはイメージ作りから!満足できる高品質なオリジナルパーカー・スウェットを作ろう
高品質なオリジナルパーカー・スウェットを作るための4つのポイントをご紹介しました。
- プリント方法にこだわる
- パーカー・スウェットの生地にこだわる
- パーカー・スウェットのタイプにこだわる
- パーカー・スウェットの厚さにこだわる
個人でオリジナルパーカー・スウェットを作ろうとされている方や自身で発注もされているクリエイターの方が、上記の4つのポイントを調べて発注されるのは、手間もかかって面倒に思われるかもしれません。
エスグラフィックにご相談いただければ、お客さんのご要望に合わせてプリント方法や生地など適切なものをご提案いたします。ご相談いただいたからと言って、必ず発注していただく必要もありません。
お気軽にご連絡いたければと思います。
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